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ハンドバッグの新作をデザインしてみる

久しぶりには理由があります大切な人が急に居なくなってしまうというのは初めての経験でした 生きていれば必ずあることでしょうがこんなことが本当にあるんだ、、、 半年かかりました もっと、もっと時間が必要な人もいるのでしょう そんな中、コロナウイルスに感染 症状は様々だそうですが何しろ喉が痛かったです 感染から3ヶ月が経ちました ものすごく暑い夏から少しだけ秋を感じる夜 気持ちが革作りに向いてきたようです プエブロレザーのショルダーバッグを10ヶ月持ちましたプエブロは本当に良い革ですね♪ まだ経年劣化とまではいきませんが、革の馴染みとなかなかの表情ですあのオリジナルバッグは作って良かったな世界に2個しかないしね 、、、とは言いつつも新しいバッグを作りたい!毎日の持ち物が少し増えたせいでバッグの中が窮屈ストックしてあるkudu革のハンドバッグに入れてみると、、、 小さめの可愛いサイズなのでやっぱり入りきらない ^^; 昨年に購入してあったkudu革がありますこのkudu革は今年初めに作っていた革とは違う加工です 一般の人? 趣味の人? は購入できない革問屋から面接と契約をして購入できる革です(プエブロも同じでとても購入するのに信用とか必要なんです) スエード面の毛足が特徴で高級なんだけど格好良いです♪ 購入できるところはお店ではないので色も初めて聞く名前で戸惑いますサンプルをもらえたので助かりました第一印象でストーンです! この色のkudu革でハンドバッグを作ります 久しぶりなのでメモ用紙に絵を描いてイメージ作り最近知りましたが、えんぴつの芯はFが書いてて気持ちいいですね 今年の3月に作ったショルダーバッグがベースになりますがサイズ感が違います革が変われば表情も違うし「何か良いよね♪」な仕上がりになることをイメージして楽しみます糸の色とかジッパーとか色々とね 製作状況はまた投稿できたらします今年の秋はストーン色のハンドバッグで♪ バッグ作りが久しぶりなのでkudu革のストーン色は次回にしました。 型紙からイメージを起こしてるので試作品を作ってみます! お色はビターチョコレート♪ この革もkuduのストック品です。 作り方のノートとか一切無いので、思い出しながら順番にパーツから仕上げていきます。 このkudu革は加工が違うのでスエード(起毛)が魅力的です。なんて表現すれば良いのか、、、カッコイイ? そんな印象です。 野生種しかないkuduなので傷は多めです。血管の筋跡なのか傷なのか?型取りが難しいです。スエード面を内側にして作る場合が多いそうです。僕はいつもスエードを表面にしますけどね。 試作品ですのでもうひとつ作れるように無駄なく型取りしていきます。(切り出してから底幅が狭いことに気づきます。少し高さ低めのバッグになりそうです) この革で試作品ってありえないです! 出来上がりに満足できなかったら泣きます。 ビターチョコレートにある糸の色は? だいぶ悩んで同色で。 ジッパーを取り付けます。真鍮製のWALDES#5を付けてあります。 本番のストーン色はTALONのシルバー、大きめ#8を付けます! 自分用にストックしてある希少品なダブルジッパーです。 パーツごとに思い出しながら仕上げていきます バッグの形に貼り合わせます。久しぶりなのでど〜かなぁ?と思ってましたがフォルムもキレイ♪ん〜 外ポケットが長いかも、、、底幅の計算ミスが原因ですが、後から短くすることは可能なのでこのままで。 あとは手縫いしていくだけ。少し歪になるとイメージ通りなんだけど、、、完成が楽しみです。

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モスグリーンのハンドバッグを製作

全開ブログ投稿の最後にお知らせしていたハンドバッグが完成しましたモスグリーンの小さめなサイズで可愛いです♪ 製作過程を少しだけご紹介 ↓ 革はタンニン鞣しのエルバマットで「染料仕上げ」「オイルバケッタ仕上げ」色はモスグリーンに見えますが「エルバマット表記はターコイズ」ですターコイズというとブルー系な色を想像しますが『エルバマットは深緑(モスグリーン)な印象です ↓ オープニングフォトにチャコールカラーの同じハンドバッグが写っていますあのバッグの色もエルバマット表記ではオリーブですディスプレイ環境の色の見え方ではなくて目視したお色がチャコールです ↓ 型紙から裁断まで ↓ 貼り合わせたときに厚みが出過ぎないように革を漉きます ↓ ジッパーを取り付けて手縫いしていきます取り付けてあるジッパーはWALDES 5号 51CW ブラスゴールド拘りのジパーです♪ ↓ 持ち手を縫っていきます小さめのバッグなので持ち手も細めをイメージしてます ↓ フリーハンドで切り落としギリギリのところで角を落としてます持ち心地をイメージしながら♪ ↓ コバ処理をして手触り良く艶も出していきますこのコバ処理をすごく拘る職人さんもいるようですが僕はそんなに一生懸命磨きません ^^; ↓ 各パーツの完成ですバッグの形に貼り合わせていきます ↓ この作業が終わるとホッとします ↓ 前回のブログ Vintage Worksのベルトに一目惚れ♪ で書きました”Lot number”を貼り付けますタグ Lot#115 ↓ 革の質感によりますが結構グイグイと力を入れて縫い進みます ↓ 底の部分が一番難しいというかイメージしながら縫わないといけませんっ! ↓ 全て縫い終わったらフリーハンドで切り落としていきます ↓ 頑張りすぎないコバ磨きをしていきます ↓ ひっくり返す作業が「なかなかの難しさ」です >.<“持ち手を付ける前に表面処理を済ませてからイメージした形を整えます rolleirollei -online shop- で販売いたしますサイズが分かる画像も載せて説明してありますので興味があれば是非♪(オリーブ色のみ販売してます :) https://minne.com/items/33915783

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クロムエクセルのハンドバッグ

山吹色のハンドバッグに続いてクロムエクセルレザー(chromexcel)で同じ形のハンドバッグを製作。 クロムエクセルは柔らかいのでとても縫いやすい革です。とうとうクロムエクセルに手を出してしまった、、、>.<“革の厚みが2.3mmぐらいあって銀面(表面)カッコいい! ↑ ホーウィン社製クロムエクセルレザー1905年にアメリカはシカゴにて創業された皮革鞣しのメーカー100年以上徹底した変わらぬ伝統手法で鞣している革だそうです。とても美しく繊細で独特な存在感があります。 クロムエクセルレザー(Chromexcel)は100年前に開発された手法らしいです。選別によって選び抜かれた原皮を“コンビ鞣し”という方法で牛脂、蜜蝋、植物性脂,魚脂などの計4種類以上の油脂をブレンドしているそうです。特性オイルを塗りこみ皮革に浸透させた牛革でHorween社独自の製品名になります。 ↓ いつもお世話になってるPhoenixさんで購入した半裁のクロムエクセルは199DSとそこそこ大きいです。半裁の場合、どこから使うか?これが悩むところです。プロでも職人でもないので「失敗するかも」が絶えずあります。今回も少しヨレとキズがある端を使うことにします。革が柔らかいので型紙から線引きと切る工程もスムーズに出来ます。 ↓ いつも通りの手順で手縫いをしていきます。今回のジッパーはWALDESのビンテージ復刻で5号ブラスゴールドです!1930~40年代当時の製法と規格が忠実に再現されておりエレメントは合金の配合によってカラーを表現してます。とても滑りが気持ちよくて大好きなジッパーです♪ ↓ 各パーツを縫い合わせて完成です。革でだいぶ印象が変わる予感。やはり黒はかっこいい! ↓ タグはいらないンじゃない?と言われますが必ず付けてます!シリアルナンバーも打ちます。買ってくれる人いないのに、、、。98作品目です (>.<“ ↓ 型紙がイメージ通りだと貼り合わせてピッタリになります。何回も試行錯誤した結果ですね。プロはこんなことしないンでしょうか? ↓ 手縫い終了!クロムエクセルは手縫いしやすいです。 ↓ 端をフリーハンドで切り落とします。革包丁で気持ちよく切っていきます。高級な革なのでコバ処理も楽しいです! ↓ 完成です。持ち手の台座が必ずと言っていいほど右下がりです。ン〜、完璧じゃないのが良いよね♪ ↓ ジッパーがカッコいいです! ↓ 横の底面もきっちりしてなくて良い仕上がりです。 ↓ いらないンじゃない?のタグ ↓ クロムエクセルのハンドバッグと山吹色のハンドバッグ(サッビアレザー) 使えば使うほど良い感じに経年変化していくと思います。もう作れます!ハイ。問い合わせが結構ありますが販売するとなると結構大変かも、、、。マイペースで作るのが良いかな。 クロムエクセルのハンドバッグは自分用なのか、、、またプレゼント用になってしまうのか、、、

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山吹色のハンドバッグ

昨年にminneで販売していたマスタードイエローのヌバックっぽいハンドバッグ。(minneではもう少し大きいサイズでした)問い合わせが数件あり「欲しい人って結構いる?」とか思っていると、、、。 友人の奥様が会社で表彰されたということで僕の職場に並べてある革のバッグから「どれが好み?」と聞いてみると、、、 やっぱり山吹色のハンドバッグ(上の画像)らしい。 上画像のマスタード色のカバンは自分用(展示品)なので早速プレゼント製作開始です! まずは山吹色のレザーを探します。現物をなかなか見れない状況なのでお世話になってるPhoenixさんへ相談です。 欲しいレザーは買いやすいエルバマットでしたが薄いイエローだけらしい。山吹色を探してもらい相談の結果サッビアという革に決定!あとで知ることになりますが色はイメージ通りで良かったけどエルバマットより硬いっ! >.<“ ↓ いつものように手縫いをしていきます ↓ パーツの出来上がり。コバはキレイにできないので綺麗すぎないように仕上げてます。フフフ ↓ カバンを張り合わせて手縫いの準備です。ここで完成するかしないか大体判断できますが、、、 ↓ 縫い始めて少し不安になるけど続けます角がもう少し丸くないと、、、 ↓ 一応コバも仕上げます革が硬いっ!この時点でひっくり返せる気がしない ^^; ↓ 革の厚さが2mmあるので硬めのレザーだと多少強引にいかないとです。 ↓ まぁ、こうなることは予想通り。 アイロンで伸びた革を戻してみますが、、、 ↓ 色々と気になるところがあったので型紙から作り直し!失敗は必ずスキルアップになる! と言い聞かせて再チャレンジです。 ↓ 気になるところも修正できましたが、やっぱり「ひっくり返せる気がしない」 ↓ 縁をフリーハンドで切ってコバ処理終了 ↓ 完成品です。並べてみると高さの2cmで見え方がだいぶ違います。(横幅、奥行きは全て一緒です) ↓ 横のパーツもバランスがちょっと、、、iPadが入るサイズにこだわると大きい方が良いかなぁ? ン〜 ↓ 大きい方の持ち手位置が下すぎるような気がします?ひっくり返す時に爪が入るんだよな〜。傷は消える革ですがもう少しなんとかしなくちゃです。 ↓ サイドの底部分の縫い方は「上手く縫えたか」がハッキリ仕上がりに出ます。「何か良いよね♪」を目指してるので完璧ではダメだけど、、、ン〜。 ↓ 完成品。まぁ、可愛いから良し♪あっちがプレゼント用かな。 303. が刻印されている革ハンドバッグは「国産もしくは輸入された本革を使用しています」使っていくと経年変化してキズも自然に消えて艶が出てきたりします。ブランド品のような完璧な仕上がりじゃないところが好き!「温かみがあって何か良いよね♪」そんな作品を目指してます。オーダー製作はしてません。頼まれても出来ないことの方が多いから、、、^^; また、機会があれば次回作品を投稿したいと思います。m(__)m”

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kudu革 handbag miniの紹介

前のブログでも紹介したkudu革を使用したハンドバッグの話です。小さいサイズも可愛いンじゃない♪ そんな提案から製作してみました。 ” このハンドバッグには「 303. 」というネームが付いてます。ブランドとまではなりませんが「革製作を始めましたきっかけはこの形のハンドバッグを作りたい!」でした。「 303. 」は僕にとってとても大切な思入れのあるナンバーです。今後は良質な革作品に「 303. 」が付きます。” ↓ 左が元のサイズで右が小さめなサイズです! ↓ もう少し近寄ってみましょう kudu革のお話しを少しだけしたいと思います。呼び方がクードゥーだったりクーズーだったりします。 アフリカに広く生息するウシ科の動物で野生にしか生息していないそうです。 イギリスのリーズにある1904年創業の老舗タンナー『チャールズ・F・ステッド社』が製造する両面使いができる吟付きスエード革です。 吟面は非常に野性味溢れる表情で、傷が非常にたくさん刻まれているのが特徴です。この傷は野生動物の証であり「もの作りのアクセント」にもなります。 床面は非常に滑らかな心地の良いスエードで「世界のスエード」とも呼ばれています。 スエードとは、革の床面をサンドペーパーでベルベット状に起毛させた革のことですが、このクードゥーのそれはキメが細かく上品な起毛が特徴で個性的な吟面と効果的に使い分けられています。 ↓ 丸みのあるシルエットで数字の3を横にしたイメージです。全て手縫いで約1mmの糸を使用してます。この糸はブラジルで作られているそうで「ブラジル LINHASITA ワックスコード」という名前です。縫い目もアクセントになるような配色を選んでます。 ↓ サイドの丸みに拘りました。kudu革を使うと思った通りのイメージに仕上がります。もっちりとした質感が触っても最高です。 ↓ 303. の刻印は必ず入ってます。シリアルナンバーも入ります。このバッグは#088ですね。 ↓ 今回はkudu革の吟面をハンドバッグの表面にしてあります。先ほどの説明にもあるように「野生動物の生きた証である傷」を生かしました。全てオリジナルなので、傷も含めて世界にひとつしかないバッグです。中は「世界のスエード」と呼ばれる最高級の手触りなスエード面になります!「なんて贅沢な♪」 触ってるだけで幸せな気分になります。 ↓ スエード面が表のバッグと吟面が表のバッグです。どちらもオリジナルの完成品です。とても持ちやすくてシルエットも思った通りに出来上がりました。 表面がスエードのHandbag 303.mini (Gray/kudu.suede)087はminneで販売中です! https://minne.com/items/30474446

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プレゼント用のバッグを製作

とてもお世話になっている女性の方にプレゼントをしようと思います♪ 展示品のハンドバックをとても気に入ってくれました。 「グリーンが欲しい!」 モスグリーンのような色が好きだと思います。 ↓ 革はタンニン鞣しのエルバマットです。染料仕上げ、オイルバケッタ仕上げ。色は悩みましたが「ターコイズ」に決めました。いちばんモスグリーンに近い色です。ターコイズというとブルー系な色を想像しますが、エルバマットは深緑な印象ですね。 ↓ いつものように型紙でカットです。Ovationbagとは前にも投稿しましたが「ギターのOvationからバッグの形を取った」ので、このネームをつけました。今回はその小さいサイズです。 ショルダーバッグにもなる仕様なのでとても可愛いです。 ↓ いつものようにジッパーから製作開始!今回のジッパーは「YKKオールドアメリカン復刻版 UNIVERSAL」です。クラシックな雰囲気が最高です。 プレゼント品なのでいつもより慎重になってます。 ↓ だいぶ手慣れてきたのでここまでは順調に仕上げます。バッグの形が見えてきました。 あとは全て手縫いです。出来上がったら完成品を投稿し、、、。プレゼント品だから見せちゃだめだよな〜。 今日は11月9日。プレゼントのバッグは完成してます! ↓ 使用した革のエルバマットは傷が付いても消えていきます。 長く使うことで艶と深みが増します。シンプルな作りですが「あまり見ない形」だと思います。ハンドバックでもショルダーバッグでも可愛いです♪ 革購入店は Leather Craft Phoenix 製作に使用した革はエルバマット (TEMPESTI社) /ターコイズ https://phoenix-shop.jp/products/detail/93564214

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カッコイイkudu革のハンドバッグ

前回の投稿を長々と書いてましたが自分のイメージを超えた仕上がりでしたので新たに投稿! 2点目のkudu革ハンドバッグを製作開始 前回の投稿にも書きましたが「このkudu革の銀面はとても魅力的」な表情を見せてくれます。ハンドバッグにするのに「革のどこの部分をどうイメージするか」が出来上がりの満足度につながりますね。 二つと無いオリジナル作品ですから楽しい♪ ↓ このバッグのイメージを絵に書いてる時から「なだらかな曲線」がテーマでした。それを印象つけるのがサイドのフォルムですね。 ↓ なだらかな曲線にこだわることで随分と遠回りしましたが完成してみると嬉しい。プロの人なら簡単なことなのかもしれませんが「素人の独学」ですからこれで良しです。 ↓ リベットは鉄製を使用。アルミとは違う表情がお気に入りです。サビてきたらそれもイイ。 ↓ TALONのジッパーです! サイズは #8 なのでバッグに負けてない重厚感。ビンテージなジッパーなのでカッコイイ。開閉の感触も最高です。 ↓ 持ち手がどうかな? と思ってたのですが、握り心地良いです。製作中は革の厚さから迷いもありましたが太さのバランスも満足。 ↓ 底面の画像です。 傷がなんだかカッコイイ。 ↓ 焼印で少し焦がし気味にしてます。刻印が負けてないです。 ↓ 革の表情が前と後ろで違うのがこのカバンの特徴ですね。形もそうだけど世界でひとつしかないバッグですから完成できて嬉しい。 このハンドバッグの名前を付けました!この半年間、様々な型紙を作ってきましたが、やっとイメージを革製品にすることができました。 自分にとって大切な番号をネームします! 『 Handbag 303. kudu leather』 販売も考えてます!同じものが作れれば、、、ですけどね ;)

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