ローライフレックスを防湿庫に保管するときシャッタースピードダイヤルと絞りダイヤルの位置はどこが適切か? Rolleiflex愛用されている方はご存知だと思いますが、このカメラは完全な機械式です。繊細な部品も多数使用されていてスプリングも多数使われています。ロイカメラさんにオーバーホールを出すと必ずこの位置(掲載写真)で戻ってきます。以前お話しする機会があったので保管について聞いて見ました。「機械式カメラというのは、使わない時は部品に負荷をかけないようにすることで長く正確に撮影できるんです」と教えていただきました。シャッタースピードも早ければスプリングが伸ばされた状態だと考えられますし、絞りダイヤルは開いていれば重なり合った羽の間にグリスが固着しやすくなってしまう可能性があります。この写真は1966年頃製造されたRolleiflex ⒉8C Planarですが、保管するときのダイヤルはこの位置と決めています この時代のカメラはメンテナンスが必須ですが故障をさせない使い方をしていくのも必要です。私の愛用する⒉8Cの場合はシャッタースピードを500にするとシャッタ幕に不具合が出たことが数回ありました。ロイカメラサービスさんで点検修理をした時のお話だと「⒉8Cはシャッタースピード500はできるだけ使わない方が良い」と言われました。2017年現在で⒉8Cの部品に欠品があり完全修理は不可能だそうです(⒉8Fは修理可能) 日本では⒉8C以前のモデルを修理する場合、同機種を多数所有して部品を使い回す方法しか修理再生できない状況になってきました。 ローライフレックス愛用家の皆さん、コンディション良く長く使えるように大切に保管しましょう♪