前のブログでも紹介したkudu革を使用したハンドバッグの話です。
小さいサイズも可愛いンじゃない♪ そんな提案から製作してみました。
” このハンドバッグには「 303. 」というネームが付いてます。
ブランドとまではなりませんが「革製作を始めましたきっかけはこの形のハンドバッグを作りたい!」でした。「 303. 」は僕にとってとても大切な思入れのあるナンバーです。
今後は良質な革作品に「 303. 」が付きます。”
↓ 左が元のサイズで右が小さめなサイズです!

↓ もう少し近寄ってみましょう

kudu革のお話しを少しだけしたいと思います。
呼び方がクードゥーだったりクーズーだったりします。
アフリカに広く生息するウシ科の動物で野生にしか生息していないそうです。
イギリスのリーズにある1904年創業の老舗タンナー『チャールズ・F・ステッド社』が製造する両面使いができる吟付きスエード革です。
吟面は非常に野性味溢れる表情で、傷が非常にたくさん刻まれているのが特徴です。
この傷は野生動物の証であり「もの作りのアクセント」にもなります。
床面は非常に滑らかな心地の良いスエードで「世界のスエード」とも呼ばれています。
スエードとは、革の床面をサンドペーパーでベルベット状に起毛させた革のことですが、このクードゥーのそれはキメが細かく上品な起毛が特徴で個性的な吟面と効果的に使い分けられています。
↓ 丸みのあるシルエットで数字の3を横にしたイメージです。
全て手縫いで約1mmの糸を使用してます。この糸はブラジルで作られているそうで「ブラジル LINHASITA ワックスコード」という名前です。縫い目もアクセントになるような配色を選んでます。








↓ サイドの丸みに拘りました。
kudu革を使うと思った通りのイメージに仕上がります。
もっちりとした質感が触っても最高です。


↓ 303. の刻印は必ず入ってます。シリアルナンバーも入ります。
このバッグは#088ですね。


↓ 今回はkudu革の吟面をハンドバッグの表面にしてあります。
先ほどの説明にもあるように「野生動物の生きた証である傷」を生かしました。
全てオリジナルなので、傷も含めて世界にひとつしかないバッグです。
中は「世界のスエード」と呼ばれる最高級の手触りなスエード面になります!
「なんて贅沢な♪」 触ってるだけで幸せな気分になります。




↓ スエード面が表のバッグと吟面が表のバッグです。
どちらもオリジナルの完成品です。
とても持ちやすくてシルエットも思った通りに出来上がりました。
表面がスエードのHandbag 303.mini (Gray/kudu.suede)087はminneで販売中です!
https://minne.com/items/30474446




