2001年頃から発売されているBOSE1705II ステージモニターアンプです
最近(2019年)人気みたいです
左右独立ボリュームが良いのか?
高音域を好む方が増えているのか?
色々調べるとJAZZ好きな方が多いような気もします
1983年頃から発売されたBOSE1701を今まで使い続けていますが過去数回故障しています。
週6日8時間を何年も使い続けているので当たり前です。その都度修理を試みては苦戦してきましたが、アンプの使用時間が多いならそれなりに部品のリフレッシュが必要みたいです。
1701や1705から出力される音がとてもスキなのですが、今回は1705IIのIC交換手順を記載します
これが所有しているBOSE1705IIです
故障原因の多いIC部品 / TDA7294です
「左右どちらかの音が出ない」とかはこの部品交換で治ります
最初に上蓋の2本のビスを外したら下蓋の5本のビスを外します
その状態で下蓋を左から持ち上げると開けられます
1701や1705とは違いとてもシンプルになりました
カプラを4箇所外すだけで基盤が分離するのは素晴らしいです
赤い矢印の部品がICです
カプラを外していきます
マイナスの精密ドライバーで優しく持ち上げると奥のふたつは簡単に外れます
ボリュームスライダーの左右2個はカプラ自体が持ち上がらないように基盤ごと支えます
(ハンダ付けが剥がれてしまったら修復不可能になりますので慎重に!)
カプラの真ん中に差し込まれている凸の部分をマイナス精密ドライバーで押し上げます
以外に簡単に持ち上がります(爪ではないようなので力は入りません)
電解コンデンサの種類です
(これ載せると修理できちゃう人が増えそうですね ^^;)
35V4700uFのコンデンサは高さ制限があります←これ大事です
1701や1705の基盤は横向きに配置されていたので高さは自由でした
1705IIは30mm~35mm以内です! 40mmあると厳しいです!
…このへんのコンデンサを交換しないと部品リフレッシュにはなりません!
交換コンデンサによっては好みの音に変わったりします♪
このIC部品は新品交換後の画像です
基盤を外していきます
続いて2本のビス
耐熱用のパテが塗られていますので、ゆっくり左右に動かしながら持ち上げます
基盤を取り外すにはICのビスを2本の外します
(最初に外しても大丈夫です)
これで外れました
基盤の裏です
赤い枠の中がICを取り付けているハンダです
矢印の部分を「吸い取りすぎないように」しましょう
(新しいIC取り付けにはこの写真を参考にハンダをのせていきましょう)
RCAジャック/101セレクタースイッチの基盤です
こんなにはっきりした画像を載せて良いのでしょうか?
ネット上では見つからないと思います
ボリュームを動かすとノイズがあるというのを数多く見かけます
この中に接点復活剤を少し吹きかけます(少しです!)
↓
綿棒を潰してスライダーの中に差し込み優しくスライドさせます
(綿棒が黒くなるので数回新しいのを使用しながら清掃と滑りを良くします)
これで大半は治ります
(556吹き付ける人多いですが、あの粘りとニオイは苦手です > <“)
私の場合、、、
私はボリュームスライダーを『分解』して接点復活剤でグリスが含んだ汚れを優しくキレイにした後に『TAMIYAのタミヤ接点グリス』を塗ります。これで100%ノイズは出ません。
BOSE1705IIはコンデンサ交換やIC交換は簡単ですね
ハンダ付けに自信がある方は挑戦してみても良いのではないでしょうか♪
(一番慎重になる作業は古いICとコンデンサを取り外す作業です!)
rolleirolleiからひとこと
最近、写真撮ってません > <“ このまま撮らないで終わるのか…。
BOSEの話
1701が最高だと思っている私ですが、それは何故かというとコンデンサ交換で音が劇的に変わることがあるからです。当然といえば当然ですね。BOSE101スピーカーを使用する場合に低音が物足りなく感じる人は多いと思います。あそことあそこを交換すると低音が持ち上がる…みたいな発見をしてしまうと嬉しかったりします。最近は高音域大好きみたいな方々も多いみたいですね。私はリズムパートが聞こえてこないと物足りないので1701でたくさん試してきました。現在は最高の二台を所有しています。101スピーカー以外で出力すると低音出すぎて使えませんが、101スピーカーとの相性は抜群です。30年たっても魅力あるコンパクトなステージモニターアンプです♪ 機会があれば1701の基盤紹介もしたいと思います。
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