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写真現像液の使用期限

Photographic developer expiration date. 写真現像液の使用期限 この投稿は2017年12月17日 使用現像液 Kodak Professional Tmax DEVELOPER(Tmax現像液) 使用期限は2016年10月 今回フィルム現像に使用したこの現像液は使用期限が14ヶ月過ぎてます 液体も黄色くなって使うのは無理そうな状態でしたが根拠のない自信から現像を実施して見ました 現像方法 ILFORD FP4フィルム 水温20℃ 水洗2分→現像液タイム6分→停止液タイム2分→定着液タイム5分→イルフォード式水洗→水洗5分 使用期限切れのフィルム現像液は使えるのか? そんな疑問にチャレンジしてみたのですが、結果としてはフィルム現像は可能です! 14ヶ月というとさすがに捨てた方が良さそうですが6ヶ月ぐらいなら保管状況によっては大丈夫そうですね。 ROLLEIFLEX 2.8C Planar. ILFORD fp4 plus 125.

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ILFORD fp4 Plus120 ブローニーフィルム

前回投稿の「フィルムに残る気泡跡は現像方法で改善できるのか」ではフィルムが原因だとほぼ確定したので今後使用するのはイルフォードとなる。…というよりも、今までもイルフォードだったのをコダックにしたから気のなる現象結果が起きたと思う。人にはそれぞれ自分と相性が合う物とか方法が存在する。それを長く愛用したり継続していれば他の方法はなかなか想い通りには結果が出せないということだろう。そこから始まるのも楽しいことだがこの件に関してはチャレンジはしたくないのが本音である。今回一番気になっていたのはRolleiflexのレンズが原因でフィルムに黒い点が付いているのでは?というところだった。これに関してはレンズが原因ではなかったので安心できた。 今回実験的に現像してみてILFORDフィルムにKodakデベロッパー(希釈現像液)は使用しても良いなと思った。5L希釈現像液なのでまだ数本は使えるから引き続き試してみたい。 Use film / ILFORD fp4 PLUS120 Use camera / Rolleiflex 2.8C Planar Use scanner / EPSON GT-X750 No retouching No rework ブローニーフィルムのKodak T-MAX100とILFORD fp4120を同日に使用 二本とも同じローライフレックス2.8Cプラナーで撮影 自家現像をLPLタンクでメーカーの違う二本のフィルムを同時現像 (現像結果と現像手順は前回投稿) Click here! ↓ フィルムに残る気泡跡は現像方法で改善できるのか調べてみる

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フィルムに残る気泡跡は現像方法で改善できるのか調べてみる

「フィルムに気泡跡が残る」について続きです 前回の投稿 Click here! ↓ ブローニーフィルム現像後の気泡跡について調べてみる ブローニーフィルムをILFORD fp4からKodak T-MAX100に変えてから気泡跡が目立つようになり現像液や現像方法を再確認をしています。イルフォードフィルムの現像時はID-11という粉末の現像液を24時間以上前にメーカー指定通りに作り準備をして使用していました。コダックフィルムの現像時はT-MAXデベロッパー 5Lを使用しています。希釈液なので現像直前に作っています。現像方法は皆さんご存知通りコレといった決まりはなく、撹拌の仕方や液温でタイムも変わってきます。仕上がったフィルムを確認しながら満足できる現像方法を見つけだすしかありません。今回は実験の為Kodak T-MAX100とILFORD fp4 120を同じLPL現像タンクに入れてフィルム現像しました。結果は下記載の現像環境と現像手順でブローニーフィルムはとてもキレイに仕上がりましたが、フィルムスキャン結果(3200dpi/2000pix × 2000pix )からT-MAX100に小さな白い点(フィルム面には黒い点)を見つけました。ILFORD fp4からは見つからないのでT-MAXのフィルムが原因なのでしょうか? フィルム面をルーペで見てみると気泡跡とまで言えない小さな黒い点が見えます。そのフイルムに付く黒い点が気になる箇所は曇り空や日差しなどグレーかかったフィルムの上部に現れます。気泡とは泡のような跡のことですから今回の黒い点は違うように思えます。T-MAXの粒状性というのが気になります。スキャン時の白い点は12枚全てに出ているのではなくて1枚、あっても2枚です。被写体環境や構図で見つけることができるようです。では印画紙にプリントしてみたらどうなるのか?ということですが、1年に数回しか引き伸ばし機を使わなくなっていますので即結果を求めるのが困難です。気になっていることではあるなので大きく引き伸ばしたいネガリストの中に気泡跡?ネガも入れておきたいと思います。機会があれば報告します。 今回のフィルム現像手順をメモとして記載しておきます 予備水洗には賛否両論ありますが気泡跡を残さない方法としては実施してみても良いと思いました 綺麗なグレーのフィルムを作りたい人も試してみると良いと思います

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ブローニーフィルムの反りについて

「フィルムに気泡跡が残る」の続きですが実験現像してみたらフィルムメーカの違いでいろいろと気づくことがありました。 メーカーの違うブローニーフィルムを同時に現像してみると乾燥時にフィルムの反りの違いに気づきました。 この写真は風呂場で3時間経過した後に除湿機のある部屋に移動した直後の状態です Kodak T-MAX100の方が反りが目立ちます。ILFORD fp4の方も少し縒れてます。同じ現像タンクにKodak T-MAXとILFORD fp4を入れて現像作業をしたことがなかったのでフィルムの反りの違いを確認できました。 イルフォードはフィルム面が薄く柔らかい印象。コダックはフィルム面が厚く硬い印象。今回は気泡跡の確認のため実験をしていますがフィルム現像としてはキレイに仕上がっているようです。 KodakとILFOLDの文字もキレイなグレーなのでこの2種類のフィルムを同時に現像は可能みたいです。(現像手順と薬剤はメモとして後日掲載予定デス) フィルムの反りで悩んでいる方がいるようですが原因のほとんどが湿度だと思います。風呂場の環境では反りがどうしても出てしまいます。 風呂場でホコリなどが付かないぐらい乾いたら除湿機(50%設定)のある部屋にフィルムを移動して吊るし干しを継続してください(除湿機の風が当たらないように!コレ大事です) それでも反るようであればフィルムホルダーに入れた後に平らな面に挟み込んだ上から2キロほどの重さの物を乗せれば翌日には真っ直ぐになります

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ブローニーフィルム現像後の気泡跡について調べてみる

数年前はメインで使用していたのはKodak TMAX100フィルムでした。その後ILFORD fp4 Plusに切り替えてました。 自宅現像もキレイに仕上がっていたのですが2015年からのフィルム値上がりもありAmazonで見つけたTMAX100 ブローニーフィルムを大人買いしてしまうことに!(フィルムの期限は2017年6月で使用可能) このT-MAXがどういう訳か現像後に気泡跡が残ります。現像液はT-MAXデベロッパーを使用していますが希釈液なので液体の不備ではなさそうです。そこでいくつか疑ってみることにしました。 ・気泡跡があるネガをルーペで再確認 (ネガに気泡跡があればフィルム現像手順の見直し) ・ネガに気泡が確認できなければスキャナーやプリント機材 (スキャナーの上下ガラス面の汚れ) (プリント用レンズ面の汚れやカビ) (プリント機材のプリズム面の汚れやカビ) ・現像手順の見直し (予備水洗と撹拌回数) 調べてみたらネガに気泡跡がある! 予備水洗のタイムの見直し! スキャナーでスキャンしてみて気付いた沢山の白く薄い点。このような問題はインターネットで調べれば同じ悩みの人は必ずいます。 参考資料としては… T-MAXのコーティング剤が気泡を残しやすいとあり、それと予備水洗が重要だと書かれています。T-MAXの場合予備水洗は2分から3分必要とも書かれていた。予備水洗は必ず実施してましたが2分以上とは初めて聞きました。タンクに現像液を直接流し入れるとフィルム面に含まれる陰イオン系界面活性剤が付着しているのが原因で現像液がフィルム面に付着しにくく気泡跡が残りやすいらしい。予備水洗をすることで現像液を付着しやすくするのとハレーション防止剤が落ち赤みの無いキレイなフィルムに仕上がるという説明でした。 初回の撹拌回数の見直しが必要のような気がする 撹拌とはタンク内の液体を流動させてフィルム面に液体が固着しない動作ですが、撹拌回数が多ければ現像オーバー(コントラストが上がる)などの結果になります。撹拌回数を増やすということは現像液を注入してからのタイムも見直さなければなりません。仕上がったフィルムからタイムを割り出すことにします。最初は20℃6分で最初の撹拌を30秒、あとは30秒に1回の2回撹拌で試します フィルムの種類で違うのか? ということで次回は… 「T-MAX100とILFORD fp4Plus 120を1本づつ同じタンクで現像」「予備水洗を2分撹拌」「気泡を取るために行うタンクの下を叩く作業も念入りにします」 この結果は次回の投稿でお知らせします 参考になった記事をご紹介します 自宅現像されてる方々の知識に圧倒されます ^^; Click here! ↓ 120現像時の気泡(mixiコミュニティ) Click here! ↓ フィルム現像の理論と方法

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