数年前はメインで使用していたのはKodak TMAX100フィルムでした。その後ILFORD fp4 Plusに切り替えてました。
自宅現像もキレイに仕上がっていたのですが2015年からのフィルム値上がりもありAmazonで見つけたTMAX100 ブローニーフィルムを大人買いしてしまうことに!(フィルムの期限は2017年6月で使用可能)
このT-MAXがどういう訳か現像後に気泡跡が残ります。現像液はT-MAXデベロッパーを使用していますが希釈液なので液体の不備ではなさそうです。そこでいくつか疑ってみることにしました。
・気泡跡があるネガをルーペで再確認
(ネガに気泡跡があればフィルム現像手順の見直し)
・ネガに気泡が確認できなければスキャナーやプリント機材
(スキャナーの上下ガラス面の汚れ)
(プリント用レンズ面の汚れやカビ)
(プリント機材のプリズム面の汚れやカビ)
・現像手順の見直し
(予備水洗と撹拌回数)
調べてみたらネガに気泡跡がある!
予備水洗のタイムの見直し!
スキャナーでスキャンしてみて気付いた沢山の白く薄い点。このような問題はインターネットで調べれば同じ悩みの人は必ずいます。
参考資料としては…
T-MAXのコーティング剤が気泡を残しやすいとあり、それと予備水洗が重要だと書かれています。T-MAXの場合予備水洗は2分から3分必要とも書かれていた。予備水洗は必ず実施してましたが2分以上とは初めて聞きました。タンクに現像液を直接流し入れるとフィルム面に含まれる陰イオン系界面活性剤が付着しているのが原因で現像液がフィルム面に付着しにくく気泡跡が残りやすいらしい。予備水洗をすることで現像液を付着しやすくするのとハレーション防止剤が落ち赤みの無いキレイなフィルムに仕上がるという説明でした。
初回の撹拌回数の見直しが必要のような気がする
撹拌とはタンク内の液体を流動させてフィルム面に液体が固着しない動作ですが、撹拌回数が多ければ現像オーバー(コントラストが上がる)などの結果になります。撹拌回数を増やすということは現像液を注入してからのタイムも見直さなければなりません。仕上がったフィルムからタイムを割り出すことにします。最初は20℃6分で最初の撹拌を30秒、あとは30秒に1回の2回撹拌で試します
フィルムの種類で違うのか?
ということで次回は…
「T-MAX100とILFORD fp4Plus 120を1本づつ同じタンクで現像」「予備水洗を2分撹拌」「気泡を取るために行うタンクの下を叩く作業も念入りにします」
この結果は次回の投稿でお知らせします
参考になった記事をご紹介します
自宅現像されてる方々の知識に圧倒されます ^^;
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120現像時の気泡(mixiコミュニティ)
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フィルム現像の理論と方法
Pingback: フィルムに残る気泡跡は現像方法で改善できるのか調べてみる | 瀉眞の音 Rolleiflex Photography
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