過去の投稿の続きです
BOSE 1705II / IC交換手順
このBOSE1705II [ SERIAL NO.3100133 ] は販売目的でメンテナンスをしたパワーアンプですが、あまりにも艶やかな音が聴こえてくるので自分の宝物にしました♪
(メルカリで1701とセットで出品してました。3日間売れなかったので取り消しました。購入考えてた方はすご〜く残念だったと思いますよ!スゴイ音鳴らしますから!)
過去の投稿でも書きましたが「1705IIは高音域よりな音」だと思います
オークションなどの商品詳細には褒め言葉がたくさん書かれていますが「BOSE101スピーカー」を使用した時の感想は「もう少し中低音域が欲しい」と感じます(購入時のまま状態)
今回のメンテナンスは故障品ではない状態ですが「音がどこまで変化するのかな?」と興味があり作業した結果です。参考にされる方がいましたらチャレンジして見てください♪
注意事項!
SPKR. SELECTORスイッチの変化がなくなります
101SERIESとOTHERSの音出力変化がほとんどない状態になってしまいました
もともとBOSE101スピーカーを選択(イコライジング)しても低音が物足りなかったので「他社製スピーカーを使用する」時のセレクタースイッチをどちらにするかは問題ないと思います
電解コンデンサの交換をされる方は「自己責任」でお願いします m(__)m
1705IIの分解手順は過去の投稿をご覧ください
https://rolleirollei.com/2019/03/21/bose1705twoicexchange/
純正品の状態です
まあまあキレイな方です
音源が入るRCAジャック付近の基盤です
やはりホコリはありますね
全ての基盤を取り外します
故障原因の多いIC部品を新品に交換します
パワーアンプIC TDA7294
ヤフオクで1100円で購入できます
IC交換後です(コンデンサも交換済みの画像)
RCAジャック付近の基盤です
交換済みの部品は「赤いマーキング」が付いてます
音源に最重要だと思われる104Kフィルムコンデンサ×2の交換は必須です!
基盤中央はルビコン 50V3.3uF ×2
スピーカーセレクタースイッチ下はニチコンFG 25V33uF ×2
右端は東信ハイグレード 16V47uF
1705IIはPOWER SUPPLYとMAIN AMPの基盤が同一化しているようで作業はしやすいです
(コンデンサの取り付けがしっかりしている印象です。電解コンデンサを取り外す時が神経使います)
電解コンデンサの種類
ニチコン LS(M) 35V4700uF ×2 ←高さ3cm
ニチコン FG 25V100uF ×2
東信 ハイグレード 50V220uF ×2
東信 50V22uF ×2
ケミコン KMG 35V47uF ×2
東信 50V4.7uF ×2
フィルムコンデンサの種類
ニチコン(日本製)104K IH ×4
部品交換と基盤メンテナンスや清掃を済ませ組み直して終了です
1705IIは電源スイッチの故障も多いようなので交換してあります
この1705IIと1701を直列につなげて4スピーカーで鳴らすと素晴らしい音バランスを体感できます
それぞれのボリュームを好みのバランスで設定していただければ
1701のしっとりとした甘い低音域と1705IIの艶やかな中高音域が臨場感あふれる音で降ってきます♪
興味のある方は試してみてはいかがでしょう