akko様専用ページ／kudu革バッグにどのくらい荷物が入るかについて

akko 様

この度はkudu革バッグへお問い合わせありがとうございます♪
メールにてご相談されている通りスエード面が美しいkudu革は日本に存在しないのではないか、、、　そんな状況です。　大阪、東京と販売店を聞いて回ってますが「販売すらやめてしまっているお店がほとんど」です。　昨日の大阪の話は明日木曜日に結果が分かります。　東京は無いです！　もう購入すら出来ないそうです。　２０２３年頃にアフリカにしか生息してない動物kuduの乱獲もあったと聞いてます。　そのためか革が小さいのが多いとも知らされてました（大きくなる前に捕獲されている）　昨年あたりから日本にも入ってきていると聞いてましたが、今日の話ですと、、、

イギリスのタンナー（kudu革製造会社）は革のランク付けで品質の高い丸革（一頭分）を値段を高くつける国にどんどん輸入しているそうです。中国や韓国？　当然生産地イギリスにも上質な革が行き渡るでしょう。　日本は？というと最後の最後らしいので、メール添付写真のような丸革が入ってきてるのも納得です。

もうひとつの原因として、クリエイター（作り手）がkudu革から離れつつあることも要因だそうです。　そんなに高いのに品質が悪く使える部分が少ないなら違うスエードに、、、　そうなると問屋？　貿易会社？も在庫がたまり輸入が抑えられてしまう悪循環となるそうです。

そうはいってもお問い合わせいただいたので、このブログで伝えられることを投稿しておきます

↓ このバッグは最初に完成した同じカタチのブラックです
ブログで紹介してます
『New! Handbag Lot#131 試作を始めました』

ブラック希望ということなので手元にある使用済みサンプルで説明いたします

kudu革のキレイな部分だけでバッグを仕上げるのは本当に難しいという例です
赤い矢印のところにスレキズが入ってます

↓ 裏側はキレイです。
僕が作るバッグのほとんどがボディーが一枚で繋がってます。大きな面積の革を切り出すのでキズやスレがどうしても付いている状態が多々あります。

↓ 黒もスエードの長さでだいぶ違って見えます。光の加減でも変わりますが実物の方が濃いです。

↓ Fujita様が言われていた必要最低限の中に入れる物を用意してみました。バッグの違いで中のスペースやサイズ感を確認できると良いですが、、、。　まずは上の写真のバッグに物を入れるとこう収まります。 iPhoneは外ポケットに入りますが大きさによっては？です。

↓ 中に入れた物はこのようなkudu作品です

↓ 続いて少し小さめな過去にひとつしか作ってない Handbag (bitter chocolate/suede/kudu)Lot#146 でバッグの中を確認してみました。iPhoneはポケットがありますがバッグが小さめなので大きなサイズのiPhoneは？です。　入ってるのはiPhoneSE2です。

↓ バッグの中はこのような収まりです。　必要最低限は余裕ですね。

↓ 続いてこんなキレイなkudu革のスエードバッグは最後であろう 2Wayバッグ kudu革 Handbag or Shoulderbag 2Way (black/kudu) Lot#299 でバッグの中身を確認してみます。

↓ 三つの中では一番大きいので余裕です。　持ち手が肩には入らない（肘が入るようにしてます）のでショルダーとして持つかショルダーをダランダランして持っても良いバッグだと思って仕上げてます。では中身を。

↑ 長財布は立てて入れてみました。　底板が見えてる状態なのでまだまだたくさん入りますが「kudu革にはペットボトルなど水分が滲み出る容器は入れないでください。　スエード面には特に水分はシミになります。　裏側は大丈夫そうですが念には念を！です。　雨は雨シミとして点々と残ります。　雨の日は持たない！かビニールの中に避難が無難ですね。

↓ 黒の違いもお伝えできたらと紹介してみました。　kudu革のスエード面を表にする作品は少ないと思います。　本当に難しい選択だと自分でも思っているので形を含め悩んでみてください。　革は見つからないんですけどね ^^;