クラッチバッグを作ってみる

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レザークラフト, handmadework

お買い上げいただいたアイテムをバッグの中で集めて収納しておきたンです。 そんな依頼を受けました。お話を聞いてると「バッグinバッグ」と言うワードが伝わってきました。

クラッチバッグ (clutch bag) まさにそれ! だそうです。

僕が作った作品の数々をまとめてバッグの中に、、、
そんな幸せな話しに協力しないなんてありえません♪
バッグを変えるときにバッグinバッグがあれば持ち替えも楽々だとか。
なるほど♪

収納するアイテムたちをお聞きして「サイズの参考になればとポシェットを横に置いてみました

長財布・横長ポーチ・スマートキーケース・小さな小物入れ(プエブロレザー)の4点

「長財布の中(中敷)がない簡単なカタチで大丈夫です」 そんなご依頼を受けてますが入らないと思います ^^;  サイドにマチが必要だと思います。 物をどう入れるか?にもよりますが、コンパクトに、、、ならマチは8cmかな。

高さですが、、、それこそアイテムをどう収めるか?になると思います。 とりあえず上積みしたとして16cm~18cmの高さでしょうか。 18cmなら僕のバッグに入ってしまうのかな? 入りますね。

↑ ここで隣のポシェットと比べてみてください。 高さは入らないのはみて分かりますが「マチは丁度よくぴったりなサイズ」に見えてますよね。 この幅が可愛く手のひらにも乗っかるサイズかも♪

↓ 上積みした場合の横幅は(少しだけ余裕あり)21cmですね。

スマートキーケースを立てて収納した場合は横幅が少し広くなります。その分上にもう一つ、二つ入れられそうかな。 25cmですね。

「できるだけシンプルに」「穴が空いてるところでも丸革の端部分でも大丈夫」「蓋は被さるだけのジッパーや金具類なし」と言うご希望なので作るのは簡単です。

ただ、、、 サイドのカタチだけは譲れませんね〜。 僕が作った作品!そんなフォルムは大切です。

バッグの中に入れるバッグですので「スエード面を内側」にしても良いと思いますが、、、
クラッチバッグとしても持ちたくなってしまったら、、、それはスエード面が表ですよね。
あ! 穴が空いてたらバッグの中だけかな。

『スエード面を内側にしますか?』

製作進行状況について
只今、複数個を同時進行で作ってますのでブログの方は毎日更新は難しいです。
気長にお待ちください。


19日 追記です

型紙を作ってみました。そんない難しくないのに何か気になるんです。

プリントアウトしてケント紙に乗せてみます。
長財布も置いてみて、、、「ひっくり返したらサイズは大丈夫」だよな、、、?

ケント紙に貼ってみたんですが、う〜ん間違えてました!
この型紙、kudu革で内縫い(ひっくり返す)用と、プエブロで外縫いもできるように考えて作ってます。 プエブロで外縫い? 縫い目がステッチになります。

どちらにしても、、、革を結構使いますよ〜っ!


20日 追記です

型紙を見直すと、、、何か気になる!は縫い穴の数と蓋の長さでした。

縫い目の数は「今後プエブロレザーで外縫いしたとしたら」、、、のとき用です。 もうひとつの何か気になる、、、は物を入れたときに蓋の長さが短かったこと。 底マチを作ってあるので「もの入れたら」上にもマチがあります。 僕の作る作品のほとんどは底マチの方が広く、上のマチは少し狭くしてます。 横からのフォルムはその方がスキ! 正面見てからの〜横から見て「あら可愛い♪」 これ大切にしてます!

ケント紙に貼ってみると、、、 やはり大きいような気がします。いや、大きい!

確認のため入れる(収める)アイテムを並べてみます。
スマートキーケースは長財布の横に縦に入れてポーチは財布の前に2個まで入ります。上にもリップケース?乗せられます。

今回は内縫いなのでひっくり返します。 仕上がりは左右が約1cm小さくなる予定です。 ご依頼のアイテム類を全て入れてピッタリなサイズだと確認できます

バッグinバッグとしてもクラッチバッグとしても使えると思いますが、この大きさだと「僕の作ったバッグが限定されそうです」

まず最初に僕のグリージオのバッグLot#281Lot#147に今回作るクラッチバッグを入れた場合、横幅はピッタリに収まってしまい他の物が両サイドに入れられなくなりそうです。

一番最初に作った肩掛けショルダーの場合(販売していた同様のバッグより少し小さいです)
Lot#151 Lot#168 Lot#148 そして過去の製作工程のバッグ

バッグの中に入らないかもしれません

すでに購入が決まっているNew Bag Lot#293 の場合
製作過程で、ご相談によりジッパーの開閉範囲を広くしてあるので余裕で入りますね。バッグの中にバッグがある、、、そんなイメージでしょうか ^^;  サイドもひっくり返したらピッタリ収まるかな。

使用目的をお聞きしてますので「これで良いんだろうな」と思います。 ポシェットを作るより革面積がありますので要確認が必要です! 今回はkudu革での製作となります。 これは良い♪ そんな作品になりましたら再販もあります。 外縫い(ステッチ仕上げ)のプエブロレザーも作りたいと考えてます。 次回、この続きを掲載予定です。


21日 追記です

どのkudu革に、、、
在庫を広げてみましたが「このブラック」しか型紙から切り出せない。
Lot#294の長財布のkudu革です。 そんな大きさのバッグinバッグです。

このブラックの革で今後何を作るか、、、
ある程度計画を立てて切り出さないと「後で後悔して」ただのハギレになる可能性があります。

バックinバッグ(クラッチバッグ)として「穴が空いててもキズがあっても大丈夫」とお聞きしてますので、切り出す箇所はこのような配置になりました。 何が何でもバッグを二つ作りたい、、、。

クラッチバッグの切り出し箇所は穴が多いところです。そこしかない!っていうぐらいの場所。丸革の端の部分だけは(赤い矢印の部分)変な癖がついてるのと変なテカリが気になったので避けました。

サイドパーツは背骨の近くになってます。背骨は革は硬いです。スエード面にも影響します。 縫い終わったら隠れてしまうギリギリのところで型紙を合わせました。

どうしても「このキズだけは」なのが1箇所あります(赤い矢印) 底の部分になるように型紙を合わせてます。

そのほかの穴はこのような見え方です

スエード面を中に、、、そんなことも考えましたが、下の画像を見ると「やっぱりスエード面が外の方がスキ」かな♪  バッグの中でスエード面には埃が付着するんですけどね ^^;

僕の感覚では貼り合わせてピッタリのはずなんですが(感覚なのっ!) ひょっとすると蓋が長いかも、、、。 試作の試作となる可能性もあります。あのマーキングが正しければ、、、。 いつものことですね。 この革で試作をするのは無謀です!ハィ。

次回、貼り合わせた状態をお知らせします。

21日夜 追記です

貼り合わせました!
はじめて作るにしてはピッタリで気分良いです。

思ってたより蓋が2cmほど短い、、、。
ひっくり返すので蓋の横幅が長いな、、、たぶん。 ん〜どうしよ。
仕上がったフォルムを見て「これじゃダメ!」なら両端を切り落とします。

両サイドも底(マチ)も、貼り合わせはバッチリです!
この時点で仕上がりフォルムが見えてます♪ タグチのバッグと同じ、いや、いつもよりアールを付けて貼り合わせてるから「もっと自然な丸みの底面」で仕上がります。

ナンバーはLot#298
この刻印は初めてかな? 出品写真の最後の一枚に写ってるロゴですね。 商品をお届けするダンボールにもスタンプしてます。 クラッチバッグだったら後ろに縫い目が出てても良いかな、、、と思って付けました。 思ってたより手で縫うのは大変。

明日は両サイドをギュ〜っと締めて縫います。
そのあとはひっくり返して完成。


22日 クラッチバッグの投稿最終日です!
完成しました。 はじめて作ったのに何だか良い♪

まずはバッグの中を覗いたら(底)こんな感じです

↑ kudu革にはこのスエード面ではない方の仕上げ方?(加工?)が僕が知る限り2種類あります。 ブラックやオータムスパスは今回のようなスベスベした?ツルツルした? 仕上げです。 バッグの中や財布の中だと物が取りやすく傷も付きにくいです。 後でお見せしますが、この面を表面にしている作品も多くあります。 もうひとつの仕上げ方(加工処理?)は爪が当たっただけで傷が付くマット仕上げがあります。 両手で揉み込むように捻ると革本来の手触りを実感できます。 有名なブランド会社さんも好んでバッグや財布として表現してます。(作品の中が起毛が低いスエードになります) 傷や穴(穴はさすがに避けるかな)背骨跡をデザインとして、一点物として作りあげてます。 「kudu革バッグ」「kudu革財布」などで検索してもらえればヒットしますね。

↓ 縫いっていきます! ここまでキレイに貼り合わせることができたら、もう余裕です♪

仕上がりが分かってるので相当締めて縫います。 なんで手縫いなの? なんで締めるの? 革作品を作るほとんど人がそう思うでしょうね。 こんなことしてたら生産性も悪く商売として成り立たないですから。 ミシンでも締まるよ! きっとそうだと思います。

なんで現行の厚み(原厚)のまま作ってるの? これもそう思うでしょうね。

そうゆう作品を作りたいから! ただそれだけのために面倒なことをしてます。
わかる人にはわかるとか、、、 なんでかわからないとか、、、、 
作る人も、欲しい人も思うことはありますが、、、。

趣味ですから♪
それで解決です。

もし、スエードを中にしたバッグだったら、、、。
やっぱりスエードが外の方がスキ。

kudu革のスエードは持っていると手跡がデザインのような模様に見えることがあります。カラーにもよりますが、オータムスパイスやストーンはとても素敵に見えます。 ブラックは、、、。ん〜〜

デザインとは、、、、 フォルムとは、、、、
作り上げる人のスキ! だと思うんです。
僕のスキが細かなところにもあります。 今回はサイドパーツの上にも丸みを。

kudu革のスエード(起毛)がキレイで色が濃くて滑らかで、、、、なかなか見つけられない記事を書きましたが、このkudu革のこの切り出した部分はスエードが若干長めですね。

革の厚みは2.5mm!
とてももっちりとした良い革です。

簡単にひっくり返せてキレイなフォルムに仕上がりました♪
気になっていた蓋の長さですが大丈夫! 両端の長さも大丈夫!
希望されてたバッグの中に入れる内容物に対して高さが3cmほど高かったです。
ん〜この辺が趣味なんだな、、、。

バッグinバッグ(クラッチバッグ)の投稿はこれで終了です。
感想としては、、、、
バッグというだけあって使う革の面積が多いですね。
作る工程は難しくないし短時間で完成します。 価格設定がイコール=革の質になってくるのかな?

原厚のプエブロレザーで作るとしたら内縫いはできないです。ひっくり返せないと思います。
ん〜 やって出来ない事もないけど、、、、難しいでしょうね

機会があれば外縫いで作ってみたいかな♪

不明 のアバター
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