前回の投稿でプエブロレザー のタバコ(Tabacco)という色のショルダーバッグをオーダー制作してます(秘密事項がたくさんの為、只今パスワード保護となってます)
とても素敵な革で経年変化が素晴らしいの言葉しか出てこない、、、そんな状況です。
今回は自分用としてプエブロレザーのグリージオ(Grigio)という色で作ります。 この革は購入店様の倉庫見学をさせてもらった時に見つけてしまった革。 後ほどお伝えしますが「泣きたくなるほどの保管ミス」となるわけですが、バッグの面がこんなだったら、、、と想像してしまったので作ってみよかな♪と。
Gibsonのレスポールです♪ 僕のです。

僕のはトラ目が控えめなんですがセンターの継ぎ目が目立たなくて、淡いグラデーションが購入の決め手でした。 そんなトラ目模様がバッグにあったら、、、。
革の保管ミスの話し
丸革で購入してますので丸めて茶色い紙を巻いて横に倒して保管してます。 1つ目のミスは底面を外に巻いてしまったこと! 通常は内巻きです。 巻き終わると中の空洞は表面が出てます。 2つ目のミスは茶色い紙。 この茶色い紙は丸めた革を包むように巻きつける紙で厚めの加工(遮光?)もしてあります。 分かっていたのに別の薄い茶色紙を巻いてしまっていました。 今までプエブロレザーのブラック、コニャック、カスターニョ、そしてタバコと保管は完璧だったのに、、、。 自分で選べたグリージオだけ端(巻いた時の中の部分)が焼けてしまいました。 まだまだだな初心者以下 >.<“
がっかりしていてもしょうがないので作れるところでサッサと切り出してしまえっ!な感じで作業開始。 トラ目のところをバッグのセンターに取れそうなので大丈夫。

凹みのようなトラ目のところにスジが付いてますが、もう今回は別の部位に変更できない状態なので強行突破です! どうにでもなれぃ!

あとで気づいたことですが「グリージオの経年変化はブラウンっぽくなる」らしい♪ 焼けた色みたいに?
参考になるページを見つけました。 そんな色になるの〜。
+ Second day work +
持ち手を作る
片方が少し柔らかい? もう片方の革がすごく硬い! 切り出した場所は同じ場所なのに? いろいろと初めてのことが続きます。 オイルの入り方も? 逆に面白いというか、、、試練だな!
蛍光灯焼けと説明されたけど、完成して部屋に置いてあるだけであの色になっていく?
この色グリージオは少し難しい色かも。 縫い終わってコバを磨いたらブラウンになる?
グリージオが経年変化するまで検証します!

+ Third day’s work +
縫い糸の色を決める
ここまで色を選んでからクリージオに縫い付けてみて選んだカラーは、、、。
今回の持ち手は少しだけ短くしてあります。 ショルダーで持つことがほとんどない僕ですが「持ちやすくてそれでいて飾りなの?」そんなフォルムにチャレンジ!

ここからが失敗できないフリーハンドで端を切り落とす工程。ギリギリを攻めます。 糸を切ってしまったら作り直し。 切り落としたらエッジをエッジャーで落としてフ〜と安心。 早朝の作業は120%の実力が出せるそうです♪
コバ磨きをしてみる。 グリージオの経年変化はこんな色艶なのかな? ちょっとおとなしめ感もあるけどスキなツヤ感。 縫い糸ギリギリだな。上手。

持ち手完成。 次はジッパー選び。 特注のTALONニッケルシルバーかそれともビンテージか。
+ 4th day’s work +
ジッパーを選ぶ
グリージオという色に合うジッパーの帯色はこの2色だなと思う。 自分用なので、というかこの後で起こる現象に自分用にしかできないだろうこのバッグにどのスライダーヘッドを選ぶか?

取り付け位置に合わせてみて帯の色とスラーダーヘッドの好みを確認。 僕のバッグはショルダーベルトは固定してしまうのでサイドンにDカンが付かない。 できるだけシンプルに♪ だからそっち。
ん? いつもより波打つんだけど、、、。 アカンって。 やっぱりこの革は難しいぞ〜。
次の作業はジーパーにサイドパーツを、そしてショルダーベルトへと繋げていく。 丸革のいちばん長い辺から切り出さないと長さが足りないので仕方なく入ってしまう焼け部分。 ショルダーベルトのシッポの長さ次第。どうする? どちらにしても焼けは見えちゃうだろうな。 あのシミ、、、なんだろ?

こうしてる間でも革は蛍光灯で焼けるのか? そんなこと無いでしょ〜
+ 5th day work +
キーカバーを作りましたが(前回の投稿)持ち心地と触り心地最高ですね♪ 試作品の失敗作を付けてます(プエブロなのにkuduの刻印) いや〜、もっちりしてます。 革の厚みを指で感じられるんですね。 早く作っておけば良かったよな〜。 近いうちに販売予定です! キーリングを入れられない問題、、、 画像にようにリングが開いてしまいます。 小さめな切れているリングをラジオペンチ等を使ってキーに取り付けてから、それにキーリングを通す。 もしくはkudu革を通してキーリング代わりでも良さそうです。 機会があれば紹介画像を投稿します。

昨夜はSTORESでkudu革の肩ショルダーバッグLot#148を購入していただいたり、メルカリでAriPAYで使用していた小型プリンターを購入していただいたりとバタバタしてました。 購入してくださりありがとうございました。 とても嬉しい! オータムスパイスを選んでもらえたのが何より嬉しいです♪
いつも通り丁寧に梱包したりプレザントを考えたりとバッグ作りの作業を中断。 今朝コレを見て気づきやり直し作業になりました。 昨夜の状態、夜の作業では120%の実力を出せません。>.<“
Lot#〇〇〇のロゴ刻印が無い。 ショルダーベルトのベルト通しも作るの忘れてる、、、。

まだ縫い付けて端をカットしてないうちに気づいて良かった。 この状態でも付けられるけど絶対上手くいかないのは知ってる。

ベルト通しを忘れて取り付けてしまったら、、、。 一度つけたリベットを取ると、取り跡は凹むからそこのパーツは作り直すことになる。 ここで気づいたのは早朝だからだな。
金具類に合うバックルが見つからない、、、。 2回目のどうにでもなれぃ!

+ 6th day work +
またしてもミスから始まる
リベット止めしてから縫っていないことに気づく >.<“

そのままの状態で無事に完成。 ボディーに合わせてしまってからでは手遅れだったな。

なぜチョコレートいろなのか、、、
ジッパーの帯に合わせたから

今回は自分用なので「持ち手の長さをさらに短く!」にチャレンジ。
何これ♪ なフォルムになると思う。

全てのパーツが完成

シルバー系は難しい。 リベットは結局鉄製です。 めちゃくちゃ打つの硬いので自分用しか使えません。 失敗の確率が高いですからね。
ボディーのトラ目がひっくり返すときにどうなってしまうのか?
イメージ通りではある♪
+ 7th day work +
私にも作ってよ! 3で!
忙しいんだって! 3ね。

、、3、、、可愛い。
ボディーとジッパーのパーツを貼り付ける。また縫うのか、、、
昨日もたくさん購入していただきました。とても嬉しです♪
お買い上げいただいた皆さんは、なんでこんなに良い人ばかりなんだろう、、、 そんな気持ちと驚きでいっぱいです。 僕自身も感動をいただいてます。 これからも機会がありましたら m(__)m♪~

+ 8th day work +
私が縫うからココに穴を空けて、、、
認めるしかないこのセンス
ちょっと縦に長いよな〜 と思いつつ、自分のじゃないからいいや、、、。
鍵穴に挿してみてらキーカバーの角が当たって回らない、、、。
角を丸くするに決まってるじゃないっ!
やっぱり認めるしかないんだな、、、この人のセンス。

いつもの所に鍵を。 何か良いよね♪ それそれ。

余談が多すぎますね。
2日空いたかな、、、。 バッグの縫いが始まりました。 もう頑張るしかないっ! 遅れた分は今日で取り戻す覚悟を持って半分まで縫いました。
+ 9th day work +
幼い頃から、それも幼稚園児から鍵っ子。 いつもクビに鍵をぶら下げてた。 だからなのか、、、鍵は自分にとって部屋を開けるだけのアイテムではないような気がする。 たくさんの鍵をひとつに纏め持ちする一方で自覚に入る鍵を1本だけ別に持つ。 夫婦で行動することが多い僕らは「鍵持つ? 持つ! それじゃ持たない。」 そんなやり取りが交わされる。 自宅はオートロック。 自分だけは入れないことがある。 その時に活躍するのがこの鍵である。 kudu革を三結び。 とても気に入っている♪ 入れてる場所は秘密である。
なんでもない話しをするのは写真がないから ^^;
もう!縫うのは限界だっ! というところまで縫った。 よく頑張った。 明日縫い終わる。 やっと作業が楽しくなる。
+ 10th day work +
当日便を出しに行くための車の中、、、
早朝の踏切前は数十台が徐行したり止まったり。 前の普通車には運転席と助手席の背後に網が設置されている。 後部座席には障害者が乗っている。 車の背後には養護施設らしき社名。 後部座席の少年は一生懸命手拍子をして大きく首を振っている。 車内は二人きりである。 僕と同じぐらいであろう運転手は、、、 車が止まる度に「大きなジェスチャーで手拍子をする」 車がまた徐行、、、 止まると二人で体を左右に降りながら大きく手拍子を、、、。
僕は何故だかわからないけど涙みたいのがこみ上げてきた、、、
また雑談から始まる10日目です。 ここ数日毎朝クロネコヤマトに発送手続きをしてます。 そんな昨日の朝の話し。 僕とは全く違う人生を目の前で映像のように見てました。 踏切は20台ぐらいの行列で走っては止まり、走っては止まり、、、。 その度に繰り返される二人。
運転手さんの心の温かさ素敵だなと。
さて、この記事は今日で最終日です!
この先は秘密事項も多いのと「このバッグは山口県の素敵な女性との共同作品となってます」のでお見せできない内容も多々含まれてきます。 毎日楽しくご覧いただいてる方も多いようで申し訳ないです。 このブログには下段の方に世界の観覧データがあります。 何故か中東や南米の方も覗いてるらしい。 アカンっ! 真似されるかも、、、。 ちょっと不安。
今回作っているバッグは自分用です。 多分失敗であろういくつかの気になる点。 完成品がお見せできないのでご覧になっている方々にはモヤモヤがのくるかもしれませんがお許しを〜。
やっとここまできた。

スタート地点に到着。 頑張った!

TALONの裏側。 完成してからではなかなか見れないです。 カッコイイ

次の作業は楽しくて、その後には大変で、そして嬉しさを実感する。 そんな仕上げ作業と反省。
shoulder bag (grigio/pueblo) Lot#283




























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