kudu革の新作を製作開始

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レザークラフト, handmadework

試作品が完成してから一ヶ月
https://rolleirollei.com/2023/01/19/newhandbaglot131kudu/

もう少し、、、がいくつかありましたが1ヶ月ぐらい使用してもらい感想を聞いてみると持ち心地は最高みたいです。 さすが世界のスエード! 手触りも気持ちいい〜♪とのことです。 サイドのバランスも実際に使って見るとバッグの中身がよく見えて「なにしろ出し入れしやすい!」らしい。リベットも悩みどころではありますが見慣れると「なんだか良い♪」と思えてきたり。このリベット1個160円します。そんな高価なリベットを10個も使ってます。kuduにはこのリベットと決めてましたのでン〜どうする?

いろいろと考えながらキーホルダーを作ったりポーチを作ったりしてました。 考えてもしょうがないのでkudu革を購入しました。
いや、、、購入できました!が正解かな。

プエブロレザーのショルダーバッグを二つ仕上げてからハギレでキーホルダーを作ってみる

Shoulderbag 303. (Cognac/Pueblo)Lot#131

Shoulderbag 303. (Black/Pueblo)Lot#132

kudu革のハギレでポーチを作ってみる

新作を数個作ると決めてるのでkudu革のハギレで鍵ホルダーを作っておきます。バッグ4個分できました!

ハギレも無くなってきたので本気でkudu革を探そうと決めました。噂では嫌な予見しかないですが、、、
このポーチ、モチモチしてるし、気持ち良いし、ぷっくりしてるし、欲しい人いるのでは♪ フフフ

kudu革販売店をネットで検索してもほとんどヒットしません。取扱店が少ないです。そんな状況でもいくつかの店舗で問い合わせてみると、、、kudu革の在庫が希少なのは本当のようです。 野生動物だけの革ですからね。 ここ近年はkudu自体が小さいとかも聞いてます。 一頭分購入しても二つしか作れないかもしれません >.<“

kudu革の色も欲しいのがあります。ブラックは必要ですが「オータムスパイスという色で作ってみたい!」 この色が購入できる状況が無いので進めないでいました。 やはり今でも在庫は無いみたいなのでとりあえず納得できるkudu革を探しに浅草へ。 革の大きさで価格差ありますが「今回はスエード面が綺麗なのと密であること、厚みがあること」この3点が揃っていれば小さくても大きくても購入します! ブラックを二枚、チョコ(濃いめのブラウン)を一枚入手できました。 やはり自分の目で確かめた方が良いのは確かです。

厚みは2.3~2.4mmといったところです。バッグにしたらモッチモチで気持ち良いでしょうね〜♪

昨年からオーダーを受けているsaitouサマの肩掛けバッグの製作を開始いたします。
いくつか仕上がりでのご相談をしながら世界でひとつだけのバッグ作りが始まります♪


2/19日 追記

saitouサマに試作品をお貸ししている間に、製作にあたりいくつか確かめておきたいところがあるので「販売品にする予定」で作り出しました。

、、、とその前にkuduとは?
なんともカッコいい生き物です♪ クルクルした角も魅力的。 草原を駆け回ってるのでしょう! そんなに大きくないのも画像からわかります。 この動物から世界のスエードになるンですから人間ってすごいなと思います。 個体数が減って国内の輸入数が無い状態とか噂では聞こえてきます。 革の大きさも小さくなってきているとか。 育ちきらないうちに乱獲してなければ良いのですが、、、。

↓ kudu革は厚みがあってもとても柔らかいので「手縫いには針は通しやすくても固定するのに慣れが必要です」 真鍮色のジッパーは、見えるか、、見えないか、、ぐらいにしてステッチ(縫い目)をアクセントにしてます♪ バッグの形に仕上がった時に「kuduの柔らかさがこのジッパーで理想のフォルム」になるんです。

↓ 気になる箇所の変更を加えた各パーツはある程度完成! あと数箇所修正(確認)しながら作り上げていきます。

↓ ボディーの厚み2.6mmです! もっちりとしたkudu革ですね。 持ち心地もきっと最高でしょう♪

↓ ジッパーのスライダーも希少なWALDESのビンテージを付けてあります。 それとサイドにリベットは使用しませんでした。 黒の手縫い(ステッチ)だけなのでとてもスッキリした印象です。 気になっていた修正箇所のひとつですね。 今回は鍵ホルダーもkudu革ブラック。 贅沢なバッグになりそうです。

↓ 鍵ホルダーが付く「ジッパーが開く側」は、パーツが3枚が重なるの、、、折り返してることもあり4枚が重なってます。 ここの厚み9mmぐらいありますね。 革を薄くすれば良いと思う人がほとんどだと思いますが『あえて厚みのある状態で作る』のも拘りのひとつです。 拘ってるンだから良いのです♪

↓ 肩掛け(持ち手)は「肩掛けハンドバッグ」として作ってるので長めです。 それと完成した時のフォルムも大切にしたいので長すぎないようにしてます。 試作品を1ヶ月使用してもらった感想としては「ダウンジャケット着たら肩に入らないじゃん!」だそうです。 体型にもよりますが「そこに合わせると持ち手が長すぎる」と思うので現状のままで作ることに。 持ち手も幅も広くしてあります(いつもはギリギリまでフリーハンドで切り落としてます) 肩にかけた時に滑り落ちないことと痛くならない配慮ですね。 この状態からステッチのように縫って行きます。 ここも試作品から改良点があります。 その辺は拘りですけどね。 いよいよバッグの形にして行きます!


2/20 追記

↓ 持ち手(肩掛け)を丁寧に縫いました

↓ バッグの形にします。仕上がりが良いイメージしか浮かびません♪ ブラックも濃くてカッコイイですね〜

↓ 鍵ホルダーはこんな感じ。 ジッパーを開けたすぐそこにあります。

↓ Lot#139

↓ 上からのイメージ。 外ポケットとボディーをリベットで補強してあります。 例の高価なリベットを使用。 見えない所にも拘りました。

いよいよ縫っていきます。修正点が良い方に仕上がっていきますように♪


21日 追記

半分縫い終わりました。ボディーの方はkudu革は縫いやすいです。
なぜ、ミシンを使わないか?
●ひとつの理由に革製作用のミシンを持ってない ^^;
●本当の理由は手縫いは糸が交差しながら縫い進むので「力を入れながら強固な縫いで仕上げられる」こと。

(ミシンは裏糸を引っ掛けて縫い進むので良い意味で均等の力、僕の作るバッグのような「ひっくり返した場合に縫い目が見えてしまう」箇所がある)

●毎回同じように作ってもフォルムの変化があるので「手作り感」が表現できる♪

(使用する革の厚みや硬さ、オイルの含み具合などで縫い糸の力加減が変わる)

プロでは無いので「キチッと!」なイメージは無くしたいけど「何か良い」「なんだか魅力的」そんなことをイメージしながら製作してます。 たくさんの革職人がいると思います。 作り手それぞれの個性があってこそ選べる楽しさも増えます。 僕は革職人ではありませんけどね、、、。

↓ 試作品よりボディーのフォルムを少しだけ変更してます。 ということはどこかの縫い合わせの距離で調整しなければいけません! 今までの経験で数ミリ合わせていきましたが「さらに調整が必要でした」 オーダー製作前にこのバッグを作って良かった。 イメージ通りにピッタリに合わせてますので大丈夫です。

↓ 僕の作るバッグのフォルムでとても大切なアールの部分は縫い方にとても気をつけてます。「優しいフォルムになるように」そんなイメージですね。

↓仕上がって時にジッパーを開けると見えてくるのがこのリベット二つです。 外ポケットにiPhoneなどを入れられるので「手の出し入れが頻繁にあります」から強度を上げる意味でもリベットは必要です。

ほとんどのKUDU商品はこちらの面が表面となっているようです。野生動物の傷をアクセントにしてビンテージな雰囲気のバッグやポーチなどをよく見かけます。 こちらの面を裏漉き(漉き加工)して厚みを均一に、そして両面をスエードに、、、なんてこともありなのかな♪ いつかチャレンジしたいかも。

↓ ジッパー取り付け位置の裏側です。 ここは開閉時に見えるところなので「キレイにスッキリ見せたい」と思ってます。 こんな所、見てる人いないかな。

↓ 縫い合わせた厚みが5.7mmです。
kudu革は弾力もあるので「このモチモチ感♪」ン〜忘れられん!(あのCM フフ)

縫ってて楽しいので仕上がり早いかも♪
ひっくり返した完成品が楽しみです。


22日 追記

縫い終わりました。まだ気になる箇所というか工程はありますがこのまま続けます。

↓ スエード面です。すこ〜しだけ起毛が長いのかな、、、そんな印象です。

↓ 両サイドを1cmづつ広げたのでほんの少し丸みが出ましたね。

↓ 縁を切り落とします。この作業も悩んでるところで「僕の作る全てのバッグは縁を全部切り落としてます」 今回のkudu革は底部分だけを切り落としてひっくり返してみようと思います。

↓ ひっくり返して見ました。 縁を切り落とさなくても革が柔らかいので大丈夫そうです! バッグの中を覗いた時に仕上がりがキレイかな♪ そんなことを思ってのことです。 まだ検討中、、、。

ボディーのフォルムは良い。持ち手が付くとさらに良くなります。肩にかけるともっと可愛く見えます。

↓ このバッグのポイントでもある「外ポケット」
これがあるだけでとても便利だそうです。 ポケット用の革がボディーにつながっているだけで相当な革の面積が必要になります。 kudu革だからできるオプションですね。

↓ 持ち手もいろいろ試してこの長さに決めてます。
仕上がったフォルム(持ち手のバランス)はとても大切ですからね。

↓ 問題発生です! 特注品のリベットが足らなくなりそうです。 購入店に在庫がない? このバッグに必要なリベットは10個。 10個使ってしまうとsaitouサマのオーダー分が足りなくなるかも >.< 至急在庫確認をします。

↓ リベットの在庫問題のため「とりあえず差し込むだけの状態」です。仕上がりイメージです。 試作品より少しだけ角度を変えてます。 持った時にリベットからまっすぐ伸びていくように、、、。

↓ ここも試作品から変更してます。 角を作らず差し込んでます。

↓ サイドのリベットを無くしてます。 理由は何点かありますがアクセントとしてはあっても良いのかな♪ とも思いますが、製作工程での改良点です。 シンプルで良いのかな♪ とも。

完成品として販売予定です♪ 

欲しいな〜♪とか思ってる方はSTORES問い合わせより連絡ください! SOLD OUT 

rolleirollei -online shop- STORES店 トップページ左下にメールのアイコンがお問い合わせページです

販売予定日 3月中旬 SOLD OUT

限定1点。(今後製作予定あり)
通常価格 ¥47,000 ~ ¥58,000 (使用する革の状態や仕上がりで価格は変わります)


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Hello everyone! I am Japanese. Self-development and self-print using a film camera is a hobby. Use camera. Rolleiflex 2.8C Planar. Rolleiflex 2.8F Planar. Leica M6 TTL & Summicron 50mm / f2.0 2nd. Wordpress blog post is not all been Rolleiflex photography. Introduce my other sites! Flickr URL. [ https://www.flickr.com/photos/rolleirollei/ ] tumblr URL. [ http://rolleirollei.tumblr.com/ ] Let's enjoy your photography♪

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