前回のブログに書いたMaxwellスクリーン取付け方に少しわからない事があり、ロイカメラサービスさんに頂いた取付け詳細の手紙を見ながら話しを聞いてみました。
前回ブログ Maxwellスクリーン取付け
詳しくはこちら→Maxwell screen installation is complete.
1.Rolleiflex 2.8C オリジナルスリガラス(スクリーン)とMaxwellスクリーンとでは厚さが0.25mm違います。
これはどういう事かというとMaxwellスクリーンHI-LUX BRILLIANT MATTEの方が0.25mm厚いということです。
Rolleiflexのピント面はスクリーンの下面(曇っている面)で合わせます。ピント調整をオリジナルスリガラスで合わせてある場合、Maxwellスクリーンに付け替えた時には0.25mm下にさがってしまうという事になります。ピント位置がズレてしまうのです。そこでロイカメラサービスさんはフォーカシングフード(スクリーンを取付けるフード)ごと0.25mm持ち上げました。フォーカシングフードを持ち上げるには、ビス穴のところに0.25mm厚のワッシャーを固定しました。この処置でピント位置がオリジナルスリガラスと同じ高さになります。
(いつでもオリジナルスクリーンに戻せることを考えての処置です)
0.25mmの違いがピントにどの程度影響するのでしょう?
これからピント合わせをするときに0.25mmが頭に浮かびそうです^^;
Rolleiflex 2.8FにMaxwell screenを取付ける方へ!
Rolleiflex 2.8Fの場合はスクリーン交換をしてもフォーカシングフードの構造上、スクリーン下面(曇っている面)の位置は変わらないのでピント調整に狂いはでません。
フォーカシングフードを固定する4本のビス穴にワッシャーを固定
2.Rolleiflex 2.8C用のMaxwellスクリーンは縦サイズが1.5mm短く作られています。
取付けには問題ありませんが、スクリーンを固定するのは細長い弓の型をした部品だけです。フォーカシングフードの開閉や持ち方でスクリーンの縦ズレがあるかもしれません。ロイカメラサービスさんの処置はスクリーン取付け部の上下隙間に薄いフエルト状の物を貼って縦ズレを防止してもらいました。写真ではほとんど見えない狭く薄い物ですが、これがスペーサーとなりスクリーンを押さえています。
1.5mmを上下ですから0.75mmづつの隙間処置です。ロイカメラさんの仕事には頭が下がります m(__)m
フォーカシングフードを逆さにした状態(曇っている面)